1) 入学試験について

Q
入試の募集枠について
一学年の定員は406名です。併設の中学校からの内部進学は150名なので,高校募集の定員は256名となります(内訳は次の通りで,男女枠は設定していません)。
前期256名 ( E類型72名,A類型150名,S類型34名)
入学者の男女比は6:4程度です。また,国籍・地域差の条件もありません。ただし,保護者との同居が入学条件になります。
Q
推薦入試や評定基準について
本校の試験区分は,下記のとおりです。
○一般入試(E・A類型)
○帰国生入試(A類型)
○第一志望入試(A類型)
○スポーツ指定校推薦入試(S類型)
一般入試,帰国生入試に関しては,公立・私立の学校を問わず併願が可能です。第一志望入試,帰国生入試は出願条件がありますので,募集要項で詳細を必ずご確認ください。スポーツ指定校推薦入試は本校の指定を受けた方のみ受験可能です。
Q
学科試験・面接試験の形式について
一般入試の試験科目は,5教科または3教科のいずれかを選択することになります。出願の際,どちらかを選択してください。一般入試以外はすべて3教科での受験となります。
一般入試と帰国生入試は面接試験がありません。第一志望入試はグループ面接,スポーツ指定校推薦入試は個人面接を行います
グループ面接では,面接官2人に対して受験生5名で実施します。自己アピール時間を設定し,1人ずつ魅力や長所を自由に表現してもらいます。また,質問に対する主張や意見を総合的に判断し,得点化します。
個人面接では,志望理由や中学時代に頑張ってきたこと,高校生活への抱負など質問に答える形式で行います。本校生徒として相応しい人物であるかを判断するので,非常に重視しています。
Q
入試の得点算出方法について
前期試験区分によって得点の算出方法が異なります。
○一般入試・帰国生入試
学科試験の得点 + 加点㋐ + 加点㋑
○第一志望入試
学科試験の得点 + 面接得点 + 加点㋐ + 加点㋑ + 加点㋒ + 加点㋓
加点㋐ = 各種検定取得状況に応じたもの
対象は,実用英語技能検定・日本漢字能力検定・実用数学技能検定の3つです。
各検定とも3級以上,級数に応じた加点をします(証明書コピーの提出)。
加点㋑= 前期同時出願者(2日間受験した場合)
同時出願の対象は,同一試験区分・同一類型・同一教科数で出願した場合です。
加点㋒= 課外活動状況に応じたもの(報告書の提出)
中学時代に校内外で顕著な活躍をした者に対して,加点します。部活動や各種大
での活躍を記録した「課外活動記録報告書」を出願時に提出する必要があります。
加点㋓= 第一志望出願者(全員に加点)
Q
学科試験での合格の目安について
入試問題は全類型とも同じ問題で,例年,合格最低点はA類型で65%~70%,E類型は70%~75%です。ただし3教科受験での目安ですので,5教科受験を考えている場合はご注意ください。
Q
スライド合格について
E類型受験者がA類型で合格するパターンをスライド合格といいます。入試の得点がE類型の合格最低点より低かった場合に,A類
型の合否判定を行います。
Q
特待生合格について
E類型の出願者のうち,5教科入試の上位合格者を特待生合格として発表します。特待生には,入学後,「入学金」相当額を奨学金として支給します。
Q
入学試験の開始時間について
開門は8時で,校舎内への入場もそれ以降としています。入室完了が8時30分,試験開始は8時50分です。時間的に余裕があるので,極端に早く来る必要はありません。
Q
試験当日に遅刻した場合について
試験途中からの受験も可能ですが,試験時間の延長はありません(各教科の試験時間は50分)。交通機関の乱れなどによる遅刻の場合は,不利にならないように対応します。本校へ連絡の上,慌てずに落ち着いて学校へ向かってください。また,交通機関の乱れに伴い試験時間を変更が生じた場合,テレホンサービスやホームページ上で確認することができます。
Q
怪我や体調不良の配慮について
怪我や体調不良の受験生は,保健室受験で対応しています。追試験や振替試験は行いません。保健室受験を希望する場合は,前日までに連絡してください。当日の朝や試験中など,急に具合が悪くなった場合も,途中から保健室受験に変更することができます。我慢せず,早めに申し出てください。感染症の場合(疑いのある場合も含む)は,他の受験生への感染拡大防止のため,受験をお控えいただくこともあります。
Q
受験のアドバイスについて
本校はマークカード方式で,英語にはリスニング試験があります。マークカード方式の問題だからこその出題方法などがありますので,本校の出題傾向に慣れておきましょう。また,時間を計りながら問題を解き,処理スピードを上げる練習もしておくと良いでしょう。

2) 学校生活について

Q
中高一貫生(X類型)との関係について
中高一貫(X類型)と高校からの入学生(E・A・S類型)は,高校卒業までクラスは一緒になりません。別カリキュラム,クラス編成で授業を展開します。高校3年の演習授業などで一部合併する場合もあります。ただし,クラス編成以外の基本的な高校生活は同じなので,部活動や行事,課外活動など様々な面で交流があります。
Q
類型の変更(転類)制度について
2年進級時に転類が可能で,E類型とA類型のどちらからも変更ができます。E→A類型への転類は,本人の意志があれば可能です。ただし,A→E類型への場合,考査や模試の成績を総合的に判断して決定します。また,学業成績が不振なときには本人に転類を勧める場合もあります。
Q
E類型の部活動について
部活動の入部制限はありません。例年,E類型1年生の加入率は8割程度で,部活動に参加する生徒の方が圧倒的に多いです。3学年でも7割5分程度加入しています(学校全体は約8割5分)。ただし,放課後(週3日)や長期休暇中の必修講座が優先されるので,活動時間に制約を受けることになります。
Q
部活動と勉強の両立について
本校では部活動に参加することを勧めています。部活動を続けるためには,スケジュール管理が大切ですから,日頃の生活リズムを整えることが重要です。学習面でもその経験が必ず役に立つはずですし,社会性を養うよい機会にもなります。完全下校は19時で,家庭学習の時間を確保できますから,やり遂げる強い意志を持っていれば問題はありません。ほとんどの生徒がそのように活動しています。
Q
土曜日の授業について
土曜日については1・2年次までは午前授業ですが,3年次については,各種希望制講座の時間にしています。授業時間を45分にし,週の授業回数を多く設置することで,どの教科も標準単位より多く学習することになります。また,E類型の必修講座,A類型の各種希望制講座を充実させ,学力向上を後押ししています。
Q
放課後講座や補習について
放課後や長期休業中には数多くの講座があり,年間で放課後は約20,夏休みは約30,延べ90以上の講座が実施されています。1年生を対象にした講座も多く開講されており,他大学進学を希望する生徒のバックアップ体制を充実させています。また,補習的内容の基礎レベル講座も実施しています。本校教員による講座(内部講座)はすべて無料です。
Q
英検への取り組みについて
本校では英検取得を奨励し,高校卒業までに2級を取得することを目標にしています。放課後に英検対策講座を実施し,二次試験対策も行っています。また実践的な英語の習得を目指し,GTEC for STUDENTSを受験し,TOEIC受験も勧めています。ネイティブ教員による英会話講座(有料:チケット制)もありますので,資格のためだけではない総合的な英語力を伸長することができます。
Q
語学研修について
夏休み中にアメリカ,ニュージーランドで2週間のグローバル研修を実施しています。また3月にはマレーシア・ベトナムで行われる1週間の研修もあります。さらに,毎年3月にアメリカの姉妹校へ学校代表2名が派遣される,短期留学制度もあります。それ以外にGlobal Student Leadersという有志団体があり,留学生との交流会を行ったり,短期ホームステイを受け入れたりと,外国の方々と様々な形で交流しています。外国の方々を招いたときに,積極的に交流する機会が多くあるので,良い刺激になっています。
Q
スクールバスについて
ありません。また,自転車通学も許可していません。本校の最寄り駅からは徒歩による通学になります。
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校則は厳しいについて
生徒によって印象は違うと思いますが,通常の生活を送っていれば厳しく感じることは無いはずです。原則として学期に一度,頭髪・服装検査を実施しています。また登下校の交通指導も行っています。規律を守ることの重要性を学び,社会性を備えた善良で親切心ある生徒の育成に取り組んでいます。
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修学旅行について
本校では「総合研修旅行」といい,「総合的な探究」の時間の一環として実施しています。2年次の2月上旬に3泊4日で行われます研修先は沖縄,北九州,関西などを中心としたコースで,各クラスが話し合いによってコースを選択します。事前に綿密な計画を立て,目的意識をもって研修しています。
Q
野球部について
野球部は第2グランド(串崎新田)で練習しています。本校には寮はありません。部員は授業が終わると学校のバスで約30分かけて野球場へ移動し,練習終了後は学校のバスで八柱駅や北松戸駅まで乗せて帰ります。皆さんの応援に後押しされ,平成27年夏につづき令和3年の春・夏に甲子園出場を果たし,そして令和5年の春には甲子園ベスト8進出を成し遂げました。