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日本学生科学賞中央審査で入選一等賞

【2011年1月28日】

 平成22年度・第54回千葉県児童生徒・教職員科学作品展科学論文の部(高等学校)において、本校1年の吉次由美子(よしつぐ・ゆみこ)さんが千葉県教育長賞を受賞し、昨年11月12日に千葉県総合教育センターメディア教育棟大ホールにて表彰式が行われました。

  吉次さんの作品は読売新聞社が主催する日本学生科学賞千葉県審査においても優秀賞を受賞し、全国の優秀作品が集まる中央審査に出品されました。そして12月22日・23日に行われた第54回日本学生科学賞中央審査の最終審査において、入選1等を受賞、12月24日に表彰式が行われました(写真右)。

 
今回の受賞論文。研究の方法からその内容、考察とわかりやすく丁寧にまとめられている。
 論文名は「マルカメムシにおける共生の可能性−クロヤマアリとクズとの関係において相利共生は成り立つのか−」。この論文では、日本各地の空き地などで普通に見られるマメ科の植物であるクズと、クズに生息してその腋芽などを吸うことでクズにダメージを与えていると考えられる昆虫のマルカメムシ、そしてクズの葉やつるの上でよく見かけるクロヤマアリに着目し、3者が生態系の中でお互いに利益のある、相利共生の関係にある可能性について考察したものです。

 この研究テーマにたどり着くまでには、約10年に及ぶ研究の下地がありました。小学1年生のころの自由研究にはじまり、毎年のように地道に研究を発展させてきました。マルカメムシの継続研究は5年目に入ったところです。そして昨年の研究では、マルカメムシとクロヤマアリが発する臭いには互いに似通った臭気であることまで突き止めていました。これらの研究は中学1年生の頃、第51回日本学生科学賞中学部の部の中央審査において文部科学大臣賞を受賞するなど、数々の賞を受賞してきました。

 今回の受賞について吉次さんに尋ねると、「昨年夏の調査研究では、猛暑の中、長袖・長ズボンで屋外調査をするのがとても大変でした。高校の部でいきなり入賞できて嬉しいです」と語ってくれました。とても楽しそうに昆虫の話をしてくれる吉次さん。今後の研究が楽しみです。