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公開模擬裁判

専修大学神田キャンパスの法廷教室

【2011年11月12日】

 専修大学松戸高等学校と専修大学附属高等学校の生徒たちによる平成23年度公開模擬裁判が11月12日、専修大学神田キャンパスの地下一階法廷教室で開催されました。この模擬裁判は専修大学エクステンションセンターが主催し、東京弁護士会法教育センターの協力によって行なわれているものです。

 今回の裁判は、居酒屋の常連客が酒に酔って従業員と険悪な雰囲気になり、両者が近づいた際、従業員が腹部に傷害を負ったという事件をめぐるものです。検察側は被疑者男性に、隠し持っていたナイフで障害を与えたもので、加害意志があるものとして傷害致死の容疑で起訴したのに対して、弁護側は被疑者が刃物で相手を刺したという事実はないとして無罪を主張し、真っ向から対立するというものです。

裁判官の入廷
黙秘権を告知する裁判官
被告人役は本校の先生

検察官役の本校生徒
証人役は附属高校の先生
附属高校の弁護団

  生徒たちは裁判官、検察官、弁護人に分かれ、弁護士の先生方の指導を受けながら約2時間半にわたって熱心に取り組みました。裁判官入廷から事件の読み上げ、人定質問、起訴状朗読、黙秘権の告知、罪状認否、冒頭陳述・甲号証請求、証人尋問、乙号証請求、弁護側立証、被告人質問、論告求刑、最終弁論、判決言い渡しまで、実際の裁判と同等の流れに沿って進められました。傍聴席で控えている生徒たちも、裁判の流れを熱心に見守っていました。

 裁判官が判決の内容を検討しているあいだ、傍聴席においてもジャッジが行われましたが、42対4で無罪が優勢でした。6人の裁判官による検討でも、被疑者が本当にナイフで刺したのかどうかについて活発な意見が交わされましたが、弁護士の先生方のもとで慎重に最終判断が行われた結果、被疑者の無罪が確定しました。

弁護側の立証活動
最終弁論の様子
別室で判決を協議する裁判官

傍聴人の判決は・・・
判決言渡し
弁護士の先生方との交流会

  今回の模擬裁判は、両校がしっかりとした事前準備をしたおかげで、大変スムーズに進行しました。無罪を勝ち取った附属高校の生徒たちは、この日のために2ヶ月も準備を重ねてきたとのことです。検察側を担当した本校生徒も、検察らしい明確な答弁を行ったことが高く評価されました。裁判閉廷後には、この模擬裁判の運営にご協力いただいた東京弁護士会の方々との交流会があり、弁護士の先生方の仕事内容についてお話を 聞いたり、生徒たちから活発な質問が出されていました。