2014/12/3
平成26年11月21日、専修大学松戸高校では高校1年生が行う奉仕活動の事前指導として講演会を開催しました。講演をしていただいた方は、野田市でマッサージ師を開業している中村和子先生です。中村先生は14歳のときに、網膜色素変性症という難病で目が見えなくなったそうです。 講演会には、盲導犬ホルンとともに来校してくださいました。 |
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本校第一体育館にて |
視力の喪失を受け入れることができず白い杖をつくことができないでいましたが、初めて白い杖をついて出かけたその日、電車が来る踏切内に入って、あわや助けられるという衝撃から、堂々と白杖を持つようになりました。 現在は、マッサージ治療院で院長を務めつつ、視覚障害者のパソコンのインストラクター、詩集の出版や月刊誌への連載などの執筆活動、県の福祉の仕事、障害者の方々を対象とした相談員など、様々な活動を続け、活躍しています。 講演会では、視覚障害者の方が使うパソコンやお札を見分けるためのものなどを紹介してくださいました。 そして、白杖をもっている人が困っているときや危ないときは、声をかけ助けてあげてくださいと話していました。 奉仕活動ということだけでなく、日ごろから車椅子の人や視覚障害者の人に手を差し伸べることができるようになれればと思います。 |
中村和子先生の講演 | 盲導犬ホルン | メモを取りながら熱心にお話を聞いています |
お札を見分けるためのものなどを紹介してくださいました | 生徒からはたくさんの質問がありました | 生徒からお礼の花束を贈呈 |