

基礎期は、『システム数学』(啓林館)をテキストとして、「代数」「幾何」の授業を行なっています。充実期(中3)からは、高校の学習内容に入ります。課題提出、小テストによる到達度チェックを毎週行い、数学検定を全員が受検することで、数学の基礎力定着を図っています。
充実期(高1)には、数学Ⅱ・Bの学習内容をほぼ終えます。発展期(高2)からは、文系は大学入試へ向けた問題演習、理系は数学Ⅲの学習に入ります。普段の授業に加え、効果的な家庭学習、放課後や長期休業中の講座で、2021年スタートの「大学入学共通テスト」で通用する力を養います。
授業は週4時間。表のように、分野別(物理・化学・生物・地学)で展開。要所に実験を取り入れながら基礎的な内容を学習します。さらに1,2年では、通常の「理科」の実験とは別に、週1時間の「理科実験」を設けています。家庭科や保健体育科とのコラボ実験など、生徒の興味関心を引き出すことに重点を置いた実験を組み、幅広い視点での自然現象を見る目を育て、現象について深く考える習慣を身に着けます。
物理 | 化学 | 生物 | 地学 | 理科実験 | 計 | |
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中1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 5 | |
中2 | 2 | 2 | 1 | 5 | ||
中3 | 2 | 2 | 4 |
高校1年では化学基礎と生物基礎を、2年では理系は化学と物理基礎、文系は地学基礎を学びます。3年理系では、化学、および物理または生物を、より深く、体系的に学びます。受験に通用する実力も身に付きます。2年次での文理選択で理系に進んだ生徒は、中学2年生から高校3年生まで5年間継続して化学を学習することになります。
教科書を「読む」ことにとどまらず、自分の言葉で「書く」ことや、考えを「話す」ことを積極的に行なっています。短歌・俳句の創作、意見文の書き方、相手にわかりやすく伝える表現などを実践的に学んでいます。
中学課程で学んだ基礎を活かし、現代文分野では抽象度の高い説明文、近代小説や文語小説を学習します。古典分野では古文・漢文ともに、易しい作品から難しい作品まで段階を踏んで丁寧に学習を進めていきます。大学入試に対応できる学力を養成すると同時に、現代に生きる私たちにも通じる普遍的な主題についても探求していきます。
地理的分野の学習を通して一番学んでほしいのは「それぞれの地域における人間の生活の営み」。私たちの住む社会のあり方について考察する中で、将来の自分たちの生き方について考えます。さらに日本と諸外国とのつながりに留意しながら世界的視野に立ち、課題に対する解決策など、自分の考えを深めます。
地理分野 | 歴史分野 | 公民分野 | |
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中1 | 4 | ||
中2 | 4 | ||
中3 | 3 | 2 |
高校1年生では世界史と現代社会を学習。世界史は現代史を中心に展開し、新聞やニュースに出てくる内容も扱います。現代社会では中学3年生で学んだ公民分野をもとにより詳しく学びます。中学で養った世界的な視野に深みを持たせ、過去を振り返り、今できることを考えて、より良い未来を創造する力を養います。