

本校の研修館にて1泊2日で行われる「1年生リーダー研修会」は30年以上続く本校伝統の行事。2、3年生の幹部が企画運営し、1年生のクラス委員が参加します。参加者は、この研修会を通して、クラス運営に必要な心構えや、話し合いの場で多くの意見を引き出し、それをまとめていくスキルなどを学びます。はつらつとした先輩たちに刺激された1年生は、リーダーとしての自覚が芽生え、クラスのみならず、生徒総会、文化祭、1年生合宿HRなどさまざまな場面で活躍を見せています。このように先輩から後輩へ思いが引き継がれ、行事・部活動・委員会活動などの生徒会活動を支えています。
入学直後の4月、1年生は2泊3日の校外での合宿ホームルームを行います。『若き鳳SchoolGuide』を使用して「専松」の生活を学びます。また、レクリエーション活動を通して、仲間との絆を深め、専大松戸生として第一歩を踏み出します。
とくに、クラス三役が中心に実施するクラス討論では、テーマの決定方法や会議の進め方を学びます。また、状況を判断して集団をまとめる力や発信力の大切さを身をもって実感します。
「優先席は必要か」
「高校生活の充実のために部活動は必要か」
「生まれ変わるなら男か女か」
「校則は必要か」
「高校は偏差値で決めるべきか」
「なぜ高校で学ぶ?」
「大学へは絶対に行く必要がある」等
58代までの先輩方の思いを受け継ぎながら59代としてやるべきことをやり、60代へバトンを渡す。それが自分の役目だと思っています。専大松戸の生徒会活動は「自治的活動」。先生方も生徒の考えを尊重したうえで、大人としてのアドバイスをくださいます。ゼロから企画した行事が生徒のみんなに承認され、成功した時の達成感は格別。生徒会本部以外の生徒も積極的に参加してくれるのも本校の良さだと思います。
本校の修学旅行は「総合研修旅行」と呼び、3泊4日で「総合的な学習の時間」の一環として実施。例年、「平和」と「世界遺産」をキーワードとした4コースを設定し、クラスごとに行き先を選択します。コースでの活動内容は、現地での調べ学習・体験学習にあわせて決定します。現地では、平和に関する「講話」の実施や、班ごとに見学地を巡る「市内班別研修」、テーマ別に体験内容を選択できる「課題別研修」など、旅行先でさまざまな経験を積み、実体験から数多くの“学び”を得ています。現地で学んだことをもとに、後日課題レポートを作成して発表会を行うなど、総合的な人間力を高め相手に伝える表現力を養います。
クラスで各コースを調査し、行きたいコースを検討する。最終的に決定したコースについて、研修内容を精査、テーマを決め、研究し、現地への理解を深める。
事前学習を踏まえて、現地で見学や体験学習を実施。さまざまな経験を通して、平和や世界遺産への知識を深め、視野を広げる。
ひめゆりの塔、平和記念資料館、首里城見学
知覧特攻平和会館、屋久島・白谷雲水峡エコツアー
長崎平和公園、原爆資料館、太宰府天満宮
広島平和公園、東大寺、法隆寺、大阪城
総合研修旅行での経験の中で、学んだことを整理しまとめる。生徒一人ひとりが設定したテーマに沿ってレポートを作成し提出。報告会も実施。